トプカプ通信-店主の仕入れ旅行記とトルコ話

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■ 店主の仕入れ旅行記 Vol.7

昨年4月下旬の仕入れも兼ねたトルコ旅行で、私の訪れたトルコの名所、旅のハプニング、食べまくったトルコ料理などをご紹介します…。

<カッパドキア 怪しいアンティークショップと奇岩探検!>
今日は1日カッパドキアでフリー。
実は今回、古美術商をやっている知人から、なにか面白いものがあったら買ってきて欲しい、と頼まれていたので、それを調達するのも今日の課題!

まずは昨日、目をつけていたちょっと素敵なお店。オトガルのすぐそばにあるモール(?)の中のお店なのですが、そこに置いてある陶器はなかなか良いものが多いし、ガラスケースの中にはアンティークと思しきアクセサリー等など。なかなか渋いいぶし銀となったコーランケース(中にコーランを入れられるようになっているペンダントヘッド)や、オスマントルコ時代のコインが並んでいて、「おお!これは古美術商クンも喜びそう」と思ってお店のお姉さんに聞くと、残念、それらは売り物じゃなかったんです…。
↑ギョレメ村の夕暮れ

でも、このお店のウリは実はスザンニ。最近、当店のラインアップにも加えたスザンニですが、実はスザンニとの出会いはこのお店だったんです。
スザンニは中央アジアの遊牧民が、テントを飾るために1枚1枚手刺繍を施した布。じゅうたんやキリムとはまた違いますが、びっしりと刺繍された存在感と独特のデザインと色使いにすっかり魅了されてしまいました。
でも、このお店でも良いな、と思うものは1x1.5mほどのものでも2-300ドルしていて、「ん〜欲しいけど、どうしよう…」とかなり悩んだものもあったのですが、そこはやっぱり小市民!比較的状態が良さそうな安価なものを1枚購入しました。(ちょっと宣伝!当店のスザンニのページはこちら。)

他にもウズベク刺繍がびっしり施された子供用の帽子などもあったのですが、そのお店はさすがに良いものを揃えているものの、お値段が高め。こちらは街外れの絨毯屋さんで同じような物を見つけたので古美術商クン向けに1個購入です。他にもウズベク刺繍がびっしり施された子供用の帽子などもあったのですが、そのお店はさすがに良いものを揃えているものの、お値段が高め。こちらは街外れの絨毯屋さんで同じような物を見つけたので古美術商クン向けに1個購入です。

そうこうしているうちにお昼!今日のお昼はチキンドネルケバブ。ドネルケバブは羊のお肉が多いのですが、私たちが選んだお店はチキンで作っていました。

↑ギョレメ村の道端でくつろぐトルコのワンちゃん
2人でドネルケバブサンドをほおばっていると、見慣れた車が停まり、なかからツアー会社のD君が出てきました。「あれ〜、私たちになんか用?」と思ったら、そこのお店のA君と、仲良しだったんだそうです。忙しい青年実業家(?)D君は、またあわただしく車に乗り込んで行ってしまいましたが、な〜んだ友達のお客さんだったのか〜てな感じでお店のA君も私たちのテーブルに座り込んで世間話。

何か探してるものあったら手伝うよ、などとトルコ人お決まりの親切。「ああ、そうそう、友達になにかアンティーク買ってきてって頼まれてるんだけどー」というと、「じゃあ、知ってるお店あるから連れてってあげるよ」と店をほったらかしにし、近くのおじさんのお店に連れて行ってくれました。

が、アンティークというよりは古道具屋。錆付いたトルココーヒー淹れとか、銅製のコップとか、ん〜もっといいものないの〜?と聞くと、おじさん、うやうやしくシルバーの砂糖入れを持ってきました。
オスマントルコ時代のもの、というのは本当かどうかわかりませんが、でも、銀細工の施された立派な入れ物に、私は一目ぼれ。だがしかし!値段が頼まれた予算をどう頑張ってもオーバーしてしまうので、断念…。あれは今思い出してもいいものだったな〜と思います…。

でも、ココでなにか調達してしまおう!とスルタン(皇帝ね)のシルバーのバックルを購入。これはちょっとちゃっちい割には高かったな〜。おじさんはオスマントルコ時代のもんだ、って言っていたけど、日本に帰って本を見たら、なんと、同じモノが写真で出てる!っつうことはな〜んだタダのレプリカじゃん!シルバーってのも怪しい…。ま、でも、例の古美術商君にも事情を説明したところ、個人的に気に入ったからいいよ、と言ってくれて、私はちょっとホッとしているのですが…。(いや〜無駄遣いしちゃってホント、ゴメンナサイ〜)


↑とっておきスポット?ちょっと怪しい…
で、恐らくはココに連れてきたA君にも何がしかのお小遣いがポッケに入ったんでしょう。上機嫌のA君は私たちをとっておきのスポットに連れて行ってくれました。

車で走ることしばし。車1台がやっと通れる、新芽の出始めたブドウ畑のあぜ道を来たかと思ったら車はここまで。後は歩いてブドウ畑の坂道を登ります。上り詰めたところから開けた谷をのぞくと、そこには怪しい奇岩が・・・。

『ギョレメ村』の『ギョレメ』とは『見てはいけないもの』という意味なんだそうですが、もしや、ココがそうなのか?という怪しい奇岩がいっぱい。その名も『ペ●スバレー』と呼ばれているんだそうです。

ま、まあ形はともかく、谷の下をのぞくと、小さな畑が見え、そばには窓の空いたかわいい奇岩が1つ。多分横でロバと共に畑を耕している一家が、農作業用の小屋として使っているんでしょう。

『降りてみる?』ということで、ずるずる滑る崖を降り、はたまた小さな小川も渡って、問題の奇岩のふもとに到着!下から見上げる奇岩もなかなかのもんです。
記念撮影を済ませ、またエッチラオッチラ崖を登ります。
は〜。なんか、小学生の時の遠足を思い出しちゃいました。明日はもしかすると筋肉痛かも…。

↑奇岩のかわいい小屋?畑仕事をしている一家とロバ、わかりますか?


↑奇岩の崖を降りる2号
またA君のお店に戻ってお茶を飲んでいると、隣の隣のツアー会社のおっちゃんが、話し掛けてきました。
ココのツアー会社、トルコ中東部の世界遺産、『ネムルット・ダー』へのツアーをやっているらしいのですが、なぜか外にはネムルット・ダーに付いての日本語の説明の看板が!しかも、所々解読不明の字が…。
訳を聞くと、なんでも日本人旅行者にもらった『地球の歩き方』のネムルット・ダーの説明を、そのまま書き写したんだそうです。もちろん、おっちゃんは日本語は全然読めないのですが、字を絵のようになぞって書いたというからもう感心!

それで、私たちが一応英語を話すというのを見て、今度はツアースケジュールを日本語で書きたいから、翻訳して欲しい、と英語の日程表を持ってお願いにきたのでした。大きな紙に書くのかな〜と思いきや、小さな紙を持ってきたおじさん。またもや私の書いた日本語を、後で看板に書くんだそうで、えらいね〜。
今ごろは、私が翻訳したツアー日程が、おっちゃんのオフィスに貼り出されているのだろうか???

さて、今夜はお初の夜行バスでパムッカレに移動。バスの時間は20:00ですが、7時ごろからたくさんの旅行者がオトガル付近に集まってきて、みんな腹ごしらえ。私たちも今度はキョフテ(トルコ版ミートボール?)のサンドイッチをぱくつき、バスを待ちました。

15分ほど遅れてパムッカレ行きのバスが到着。トルコの長距離バスは以前も書いたように快適なのですが、あなどるなかれ!夜行バスはなかなか寒い!それでも荷物棚に置いてあった毛布を拝借して、いつしか眠りにつきました…。
(次回へ続く)
■ 気まぐれコラム 〜トルコの食べ物編〜
今回はまたまた食べ物のお話。お題はメゼ。

『メゼ』というのは前菜のことなのですが、トルコ料理はこの前菜が充実!しかも旨い!
色々種類があるので、盛り合わせとトルコパン『エクメック』とビールかワインがあれば、それだけでも十分満足のいく食事になります。

そんな盛り合わせにも必ず出てくるのは、エジプト豆のペースト『フムス』にピリカラの真っ赤な野菜ペースト『アズル・エズメシ』。それから焼きナスのヨーグルト和えにんにく風味といった感じの『パトゥルジャン・サラタス』などなど。

写真のメゼ盛り合わせは、パムッカレのホテルで出てきたもの。見た目はあまりスタイリッシュ(?)じゃないけれど、味の方はと〜ってもオイシイんですよ!
上の定番メゼに加え、ヨーグルトで和えていない、まさに『焼きナス』といったものもありました。それから、ゆでたジャガイモをオリーブオイルでサラダにしたようなものとか、レンズ豆の煮もの、白インゲン豆のサラダも乗ってますね。

そういえば、トルコ料理には豆がたくさん出てきますね。
日本ではお豆腐以外、余り豆料理の得意じゃない私ですが、なぜかトルコの豆料理は大好き!体にも良いし、言うことなしです。


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