トプカプ通信-店主の仕入れ旅行記とトルコ話
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| ■ 店主の仕入れ旅行記 Vol.2 今年4月下旬、仕入れも兼ねたトルコ旅行で私の訪れたトルコの名所、旅のハプニング、食べまくったトルコ料理などをご紹介します…。 <トルコ・イスタンブール着〜キリム職人を訪ねる> やがて飛行機は12時間の飛行時間を終え、夜のイスタンブールに到着。あれれ?なんか違うぞ?イミグレーション、こんなきれいじゃなかったよ、わ、荷物受け取り所も広くてきれい〜。 そうなんです。イスタンブール・アタテュルク空港は、2000年を機にとってもきれいに立派に生まれ変わったのでした。 以前のあやしい雰囲気はほとんど消え去り、新しくてクリーンで明るい空港になっていました。なんでもヨーロッパ一駐車台数の多い駐車場が併設されてるんだそうです。 荷物をピックアップして、旧市街、スルタナメットへ。 今回のお宿はスルタナメットの中心、ヒポドロームという古代競技場から少しマルマラ海の方に坂を下ったところにある『アルバトロス』。仕入先のお店のすぐ裏手の小さなホテルです。 ちょっと部屋の中がしめっぽい気はするけど、ベッドカバーとかも可愛くてなかなかGOODです。 イスタンブールのホテルはフォーシーズンズのような超高級ホテルから、1泊20-30$のお手軽なホテル、1泊$10以下のユースホステルと、それこそ星の数ほど。ご予算に応じていろんなところが選べます。 私は余り高いところには泊まったことがないのですが、各部屋にハマム(大理石でできたサウナ風のトルコ風呂)がついているようなホテルも、まあまあリーズナブルに泊まれるんだそうです。そのうちそういうところに泊まりたいな〜と夢(?)を膨らましています。 さて、荷物をおいて、いざ、夕食へ! ホテルから5分くらいのところの『KOY OCAKBASI(キョイ・オジャクバシュ)』レストランで、トルコ風前菜『メゼ』の盛り合わせとおいしいトルコパンのエクメック、シシケバブとナスケバブにビールでおなか一杯。 このオジャクバシュというのは一般的なロカンタ(食堂)とは違って、炉辺焼きというか、焼き物を専門にするお店のことで、ケバブなどは勿論焼きたてが食べられます。このキョイ・オジャクバシュには今回の滞在中、何度かお世話になりましたが、古いキリムや馬具、キリムで作られたゆりかごなどが装飾で使われていて、椅子にはキリムのクッションがおかれていたり、テーブルごとにろうそくが灯されていたりと、なかなか居心地の良いお店。仕入先のお友達と言うことで、特別価格にしてもらえるのもうれしい原因の一つ。 翌朝は、久しぶりのアザーン(エザーン)の大音響で目が覚めました。 このアザーンはイスラム教国ではどこでもおなじみだと思いますが、イスラム教の1日5回のお祈りの時間ごとに、モスク(イスラム教会)のミナレットという尖塔から『アッラーは偉大なり〜云々かんぬん〜』という『お祈りの時間だよ〜モスクに来い〜』という呼びかけの声が大音響で流されるのです。昔は本当に尖塔の上から肉声で呼びかけていたんだそうですが、今はスピーカーで流されています。でも、ちゃんとその時間にその係りの人が謡っているのだそうです。 で、1日の最初のお祈りの時間は『日の出』。なので、朝早くからこの大音響で起こされることになります。 ホテルでフランスパン風トルコパン『エクメック』と山羊のチーズ、オリーブ、蜂蜜、トマト、きゅうりの並ぶトルコ式朝食を食べて、まずは仕入先のお店へ。 今日はキリム職人のおじさんの工房をのぞかせてもらいます。車で5分ほどの旧市街のマンションの1室に、そのおじさんの工房はありました。普通、キリムは村の女性の織るものと決まっていますが、このおじさんはキリムの魅力に魅せられて、伝統的なモチーフとモダンなデザイン、そして繊細な技術で新しい感覚のキリムを生み出しているんです。 工房には染め上げられた草木染めの毛糸が掛けられ、おじさんの織りかけのキリムが織機に掛かっていました。今回はあるお客様のオーダーメイドのデザインをおじさんに頼むものがあったので、雑誌の写真を見ながら色糸を一緒に選ばせてもらい、私もおじさんの織りかけのキリムを少しだけ織らせてもらったのです。 キリムを織る技術自体は、そんなに難しいものではないけれど、織機に細かい間隔で糸を掛けるのも、一目一目織っていくのも本当に時間が掛かるので、気が遠くなっちゃいますね。あ、もっと大変なのは、下絵のないキャンバス(織機に掛かった縦糸)に頭の中で絵を組み立てて色を組み合わせていくことですね。(^_^;) また、木箱に大切にしまわれていた、おじさん自身の作品もたくさん見せてもらいましたが、最近流行りのチューリップ柄や、オスマントルコ時代のタイルのモチーフをアレンジしたものや、絵画をそのままキリムにしたようなものなど、素敵な作品でいっぱいでした。 おじさんは、ご自分で織られたものは息子さんや娘さんの名前を織り込んで、彼らの結婚のプレゼントにするので売らないんだそうです…。私たちの手に入るものは、コンヤの村の娘さんたちに織ってもらっているんです。 さて、午後はグランドバザールをのぞき、グランドバザール近くの金物問屋街(チャイのポットやトルココーヒーを淹れる銅製の道具などを売ってます)をのぞいたり、あてもなくそぞろ歩きを楽しみました。 途中、チャイのグラスセットや、おみやげ用のオリーブ石鹸などを買いました。 さあ、明日はいよいよ世界遺産の木造住宅群の残る『サフランボル』へ移動します。早起きなので早々におやすみなさい〜。 (次回へつづく) |
■ 気まぐれコラム 〜トルコの食べ物編〜 今回ご紹介のメニューは、『ピデ』。前回のキョフテに続いて、トルコB級グルメの味、という感じですが、こちらもなかなかいけます。インドのナンのようなパンに、ひき肉や卵、チーズを乗せて、パンの端を少し内側に折り込んで焼いた、ピザのような食べ物です。 ※トルコにはピザのような食べ物はもう一つ『ラフマージュン』というのがありますが、こちらは薄くて丸い生地にひき肉を伸ばして焼いて、お好みでたまねぎスライスやイタリアンパセリを巻いて食べるもので、どちらかと言うとイタリアンピザ風。ピデはナンのように少し分厚い生地の上に具を乗せて焼いているので、アメリカンピザ風?でしょうか? 今回、イスタンブールとベルガマで食べましたが、イスタンブールのお店のはさすが都会、トマトや唐辛子が飾られていて見た目もきれい(↑)、ベルガマのお店は地元のおじさんたちがいっぱいの人気店みたいでしたが、見た目より味で勝負!(←)という感じでした。ベルガマのお店では、ひき肉&卵バージョンとチーズ&卵バージョンを食べましたが、チーズの方はかなりしょっぱくて、ひき肉バージョンの方が正解でした。※トルコ人って、塩味の効いたものが好きなようなんですが、この傾向は田舎に行くほど強くなるような…。アイランの味も田舎へ行くほどしょっぱくなっていました。(日本も同じかな?) |